微生物学的に問題ない化粧品を製造するには、 一次汚染と二次汚染の両方を管理することが重要です。
☆一次汚染…製造時に起きる汚染
原料、製造工程、人等を管理し、できる限り衛生的にすることが重要
☆二次汚染…使用時に起きる汚染
汚染をゼロにすることは困難なので、防腐力で微生物が増えるの防ぐ
日本化粧品工業連合会では、 化粧品の微生物に関する 自主基準を設定しています
微生物限度値=
生菌数+特定微生物
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使用時に混入した微生物が増殖して、品質劣化や健康被害を起こさないようにするために、全ての化粧品には防腐力が必要です。
そして、製品の安全性、使用性、安定性等も考慮しながら、それぞれの製品に適切な防腐力を付与するのが防腐処方設計です。
化粧品の防腐力を規定する法律は、日本にはありません。
そのため、各社で適切な防腐力の考え方は異なっていると思いますが、
もし自社で基準を持っていない…という場合は、ISO11930に記載されている基準を薦めたいと思います。
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